よい子のための絶対銀域

例えるなら銀様の膕

トイプードルでもわかる麻雀講座~初級編~

ワン!(こんばんは、しあたんです)

最近、ツイのオタクの間では「雀魂」なる中国製ぱいろんみたいなゲームが流行っているみたいですね。(ワンワン!)

”トレンドの擬人化”、”流行語大賞の元ネタ”、”ブームに意思が芽生えた”、”お前が検事長やれ”等と呼ばれるワタクシです、当然インストールし、何戦かプレイしてみました。いかにもスキルとかステータスとかありそうな見た目の割に無難に麻雀していて、普通に楽しかったです^o^

 

さて、飽きっぽいトイプードル(2/1/3)は飽きっぽいため、さっさと本題に入ります。

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So cute.

この記事は(雀魂ブームに乗っかって麻雀を始めてみたけど牌の種類からもうよくわからないワン…)というトイプーのための指南記事です。貴犬が平和の成立条件を覚えているレベルの”初心者”であれば不要なストレスを溜めない為にも今すぐブラウザバックしましょう。ここはもうそういう次元の場所ではありません。

平和と聞いてほわほわとPEACEな気分になったビギナートイプーの皆さんはお気に入りのフードをお手元に用意の上、ここから先を読み進めていきましょう。

 

目次

1.基本ルールを抑えよう!

・部屋について

・牌の種類

・なにしたら勝ち?

・自分のターンでやること

2.よく使う役を覚えよう!

・基本的な形

・リーチ

・役牌とポンについて

タンヤオとチーについて

3.効率的に手を進めよう!

・配牌時点で未来を視よう

・牌譜で未来視練習

・やらないほうがいいこと

4.まとめ

 

 

 

1.基本ルールを抑えよう!

・部屋について

それではまずは基本的なルールから。

多くのオタクやトイプーが雀魂で麻雀デビューをしているでしょうから、ここからは雀魂のUIを前提に話を進めていきます。

ひとくちに麻雀といってもそのルールは複雑怪奇。日本国内だけでもルールの数は五十億に及ぶとされています。

そんな中、雀魂では「四麻」と「三麻」という二種類のルールが実装されています。

いざゲームを起動してみると、この二つのルールに加えてそれぞれの語尾に「東」やら「南」やらむずかしい漢字がくっついていますね。一体どういうことでしょう?

初心者トイプーの貴犬のために、ここではごく簡単な語彙で説明をしましょう。

「四人東//南」は四人でプレイするルールで、存在する牌の全てが使用されるベーシックなルールです。対して「三人東/南」は三人でプレイするルール。後述する特定の種類の牌があらかじめ取り除かれた状態でゲームを進行します。四麻で覚えたことは基本的に三麻でも通用するため、初めのうちは「四人東//南」がオススメです。

「東」と「南」ではゲーム時間に単純計算で2倍の差があります。トイプーの脳みそでは疲れてしまうと思うので、初めのうちは比較的拘束時間の短い「東」がオススメです。

つまりトイプーの押すべきボタンは「ホーム画面⇒段位戦⇒銅の間⇒四人東」ということになりますね。

 

☆おやつタイム☆

(休憩の時間です。お手元のフードを少しつまみましょう)

 

・牌の種類

さて、四麻東風の対戦が始まります。

…と言いたいところですがちょっと待ってください。役はおろか牌の種類すらよくわかっていないトイプーではいくら初心者用ルームといっても勝負になりません。麻雀卓において可愛いは正義では無いのです。無知なビギナーが紛れ込んだ事に気づいた性悪なオタク達は、まさか画面の向こうに可愛いトイプーがいるなど考えもせず、バカスカ点を稼いで貴犬をカモにしてくるでしょう(イヌなのにねw)

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カモにされている可哀想なトイプードルの図

わからん殺しで萎えて引退してしまうのは勿体ないです。まずは牌の種類から覚えましょう。

牌はまず二つに分けられます。「数字の牌」と「数字じゃない牌」です。

そしてさらに、前者は三つ、後者は二つに分類することが出来ます。

まずは数字の牌から。

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ピンズが青い丸の描かれた牌。1から9までが各4つずつ存在し、①や⑨のように○数字で表現したり、(1)や(2)のように表現したりします。1pや9pみたいにpで表記する人もいます。
マンズが漢数字の描かれた牌。ピンズ同様1~9が×4です。一や二のように漢数字で表現します。1mや9mとも表せます。三人ルールではこの種類の牌が1と9以外除外されます。

ソウズが竹の描かれた牌。ピンズマンズと同じラインナップです。ソウズの1だけは竹ではなくブロッコリーの生えた鳥のイラスト。温暖化による環境破壊のメタファーだと言われています。普通に12で表現されることが多いです。個人的にはⅠⅡが好きです。1s2sとも表されます。

次はもはや数字ではない牌たち。

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方角の書かれた牌と方角以外の漢字が書かれた牌の二種類に分けられます。

方角達は風牌、残りの三人組はと呼ばれます。まとめて「字牌」と呼ばれることの方が多いです。

数字の牌は123や567のように連番でまとめられるのに対し、文字牌たちに順序は無いため東東東や中中のように同じものを集めなくてはいけません(この辺のまとめ方については後述するので流し読みしましょう)。

 

・なにしたら勝ち?

なにしたら勝ち?ゲームセット時or誰かが脱落した瞬間に一番点数を稼いでいた人の勝ちです。

麻雀では毎ターン「一番最初に牌を綺麗な見た目に揃えた人」に得点が入ります。そしてその”綺麗な見た目”が難しければ難しいほどもらえる点数は高くなります。

せっかくですのでターンの概念もここで説明します。

少し複雑な話になるので、まずはおやつを食べましょう。

 

☆おやつタイム☆

(休憩の時間です。お手元のフードを少しつまみましょう)

 

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ADHDが作りましたwみたいな上の画像を見てください。

真ん中の「東一局」表記はこの盤面が「東が強い1ターン目」であることを示しています。最初の文字が「東」である限り常に風牌の東が強化されます(詳細は次の章で)。ちなみに、この記事の指示通り四人東を選んでいればこの文字が東から変わることはありません、最初のうちは東は他の方角よりちょっと強いと簡単に覚えて大丈夫です。

ゲーム開始時にプレイヤー達には四つの方角から一つが割り振られます。ターン毎にこの方角は変わっていき、四つの方角でプレイし終えたらゲームセットです。頭の良いトイプーはきっと(4ターンって言えば良いのにワン…?)と考える事でしょう。しかし麻雀は貴犬が思うほど素直なゲームではないのです。

何故か。

「東」が割り振られたプレイヤーは親と呼ばれます。点数にボーナスが付き、更には点数を取っている限りは親をやり続けることが出来ます。方角が変わらないのでその間ターンは進みません。「その他の方角」に割り振られた人は子と呼ばれ、子が点数を取るとターンを進めることができます。

つまり、親のプレイヤーが何度か得点すると4ターンでは終わらなくなるのです。

頭の良いトイプーはきっと(親が得点し続けたらそれだけでゲームが終わるワン…?)と考える事でしょう。その通りです。麻雀は「自身に親が回ってくるまでは得点を続けターンを進め」、「親になったら得点を続けターンを止める」だけで勝ててしまいます。真理に気が付けた貴犬はもはやカモではなく、イヌ。さぁ、肝心の得点方法を学びましょう。

 

・自分ターンやること

 …と、その前にターンが回ってくるたびにやらなければいけないことをお伝えします。

自分のターンが回ってくる度、四人共有の山札から牌を1つ、強制的にドローすることになります。このドローする行為をツモると言います。自分のターンにやらなければならないのは「ツモった牌を自分の手牌の1つと入れ替える」か、「入れ替えずにツモした牌をそのまま捨てる」のどちらかです。これから紹介する役の形に近づけるためにツモ牌を入れ替えたり入れ替えなかったりしましょう。牌を捨てることは切ると表現します。

ちなみに、他人のターンに出来ることは主に3つあります。ただしこれについてはそれぞれの行動と関連性の高い役を一緒に説明するので、とりあえず次の章を読みましょう。

さぁ、肝心の得点方法を学びましょう(デジャヴ)

 

 

2.よく使う役を覚えよう!

・基本的な形

 

さて得点のために必要なのが「役」の習得です。

初心者トイプーのためにそもそもの基本から。手牌の数は13つ、そこに牌1つ を加えた14牌で”綺麗な形”を作るのがほぼ全ての役のルールです。最後の”牌1つ”は自分でツモる以外に他人の捨てた牌も使えるし何ならどれで点数も変わってくる…のですがトイプーにはちょっと難しいので、まずは33332を目指して入れ替えて「ツモ」や「ロン」が表示されたら脳死で押せば大丈夫です。

文章ではトイプーが混乱してしまうのでイラストを多用していきます。

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この3+3+3+3+2が役の基本です。一部例外もありますが最初は気にしなくて大丈夫。暇なオタクや勤勉なトイプーは右下も読んでおきましょう。

つまり、いくら並びが綺麗だとしても

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1~7が二種類で14牌!綺麗!

綺麗!…だからどうした?これでは得点になりません。

雀魂において役は50種類近く存在しています。トイプーの頭では全てを覚えられませんよね?役の中には当然”1戦すれば2~3回は見るようなコモン”もあれば”1年プレイし続けても見る事のないだろうウルトラレア”もあります。初心者トイプーがウルトラレアを覚えたところで得点出来る頃にはもう中級者のケルベロスプードルになっている事でしょう。「よく見る役」という事は「完成しやすい役」ということです、初心者だからこそ基本的な技から学びましょう。

 

☆おやつタイム☆

(休憩の時間です。お手元のフードを少しつまみましょう)

 

・リーチ

「リーチ」はあと1つの牌で33332が完成する状態(33322or33331)にさえなっていればどんな滅茶苦茶な手牌でも”役があった事にできる”最強の汎用技です。ちなみにこの「あと1つ」の状態をテンパイを呼びます。

例えば

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1500点くらい貰えます

上の画像の手牌では特に何も役が付かないため、本来であれば②を引いたり他人が②を捨てたりしてもアガる(得点する)ことは出来ません。そこでリーチ。リーチを使える場面になると牌を捨てるリーチボタンが出現します、初プレイトイプーならとりあえず押してみましょう。

リーチは「どんなに汚くても形式さえ整えばアガれる」「アガれれば点数が増える」なんかのメリットがありますが「操作不可能になる」「アガリ直前であることが周知される」「1000点払う」といったデメリットも存在しています。が、初心者部屋ではこんなデメリット無いも同然なので恐れずにリーチをかけましょう。

 

・役牌

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1500点くらい貰えます。

役牌は自分の席と同じ風牌or三元牌を3つ揃えるだけで残りはなんでも良くなる魔法の役。

一切触れていませんでしたが麻雀には「鳴き」というものがあります。同じの3つでグループの完成ですが、その一歩手前状態である「同じの2つ」が手牌にある状態でその牌を他人が捨てると「ポン」を発動できます。自分と捨てた人の間にいるプレイヤーの番を全て飛ばし、自分のドロー権を放棄することで、その牌を自分のものに出来るわけです。メリットは「アガるのが速くなる(ことが多い)」こと。デメリットは「ポンしたグループには触れられなくなる」「他人に鳴いたグループ晒した状態でゲームを進行する」「リーチが出来なくなる」こと。数自体は多いですが、初心者トイプーのうちはあまり気にならないデメリットばかりです。

初心者トイプーは自分の席と同じ風牌or三元牌でポンが出来る状態になったら脳死ポンして大丈夫です。鳴かない方が良い盤面を学ぶのは銀の間に入れるようになってからでも早いくらいです。

役牌さえポン出来ればあとの4グループは適当な塊でアガれます。クッソ雑な†役牌のみアガり†で他トイプーと速さで差をつけましょう。

 

 ・タンヤオ

 

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1500点くらい貰えます。

1と9と字牌以外で33332を作ればタンヤオ。元々19は繋がりにくくて使いづらいので気軽に作れます。牌の種類が重なりすぎると何を引けばアガれるか分かりにくくなりますがネット麻雀では関係ありません。

さて、ちょっとしか触れていませんでしたが麻雀には「鳴き」というものがあります。連番3つでグループの完成ですが、その一歩手前状態である「連番2つor中抜けの連番」が手牌にある状態でその牌を左側の人が捨てると「チー」を発動できます。正面と右側の人からチーは出来ません。

③④と持っていれば②と⑤にチーが可能で、③⑤と持っていれば④にチーが宣言できるわけです。ポン同様鳴いた後は「グループを晒し続ける」「もう弄れない」「リーチが出来ない」等のデメリットがありますが、このタンヤオにおいては1と9を含まないチーを連呼すれば比較的簡単に完成させることができます。鳴けそうな風牌がなければタンヤオくらいの認識でも良いです。

 

 

 

ホンイツ

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中は役牌なので計8000点。

マンズ・ソーズ・ピンズのどれか一種類+字牌のみで構成された役がホンイツ。見た目が綺麗。上の画像の場合3つの中が役牌として判定されるので点数が更に上がります。

ポンやチーで鳴くと点数がちょっと下がるルールがありますが、下がっても尚タンヤオや役牌よりも高いので狙えそうなら鳴いてでも狙ってみましょう。

一切触れていませんでしたが麻雀には「フリテン」というシステムが存在しています。自分が捨てた牌は「河」と呼ばれる場所に順番に置かれていくのですが、この河の中にアガれる牌が一つでも含まれている場合、他人の牌でアガる「ロン」が使用不可能になってしまいます。ホンイツはアガれる牌がたくさん存在している事が多いですが、それ故にフリテンの発生しやすい役です。例えば(マンズでホンイツを作れそうだワン!)と思ってその通りにマンズを集めるのであれば、出来る限りマンズを捨てないようにしましょう。

字牌が少なければ少ないほどグループ構成が複雑になってアガれる牌がよく分からなくなってしまうのが難点ですが、ネット麻雀なら関係ありません。

 

☆おやつタイム☆

(休憩の時間です。お手元のフードを少しつまみましょう)

 

3.効率的に手を進めよう!

…ぶっちゃけ役はこれくらいで大丈夫です。たくさんの役を複合させて5桁の得点を狙い地道に牌を集めても誰かがよくわからんリーチでよくわからんアガリをすればリセットされてしまいます。初心者トイプー同士の対戦においては「速さ」が正義です。

つまりさっさと手牌をまとめるのが大切で、素早くまとめるためには明確な”ビジョン”を持つことが大切です。

※この章は1・2章までと比べると少し難しい内容になるので、トイプーは1~2戦くらい遊んでみてから読むのもおすすめです。

 

・配牌時点で未来を視よう

貴犬が怜であれば言葉通りに実行してくれれば大丈夫です。ここから先は未来視の出来ないトイプー向け解説をしていきます。

場の説明をした際に使った画像の配牌で考えていきましょう。

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ゲーム開始と同時に牌が13枚配られますね。その際に牌とにらめっこしながらアガるとすれば何の役を使ってアガるかを考えてみましょう。まだトイプーの選択肢にはリーチ・役牌・タンヤオホンイツしかありませんが、最初に考えるのはそれだけで十分です。この場合、役牌どころか字牌が1つも無いので役牌は除外。数字の牌もバランスよく散ってしまっているのでホンイツも無理。9の牌が2つありますが、字牌は1つも無く残りの数字も真ん中に寄っているので今回はタンヤオを目指すことにしましょう。タンヤオであれば、リーチを使うかどうかはテンパイしてから考えれば大丈夫。初手で切る牌は必然的にマンズの9かソーズの9になります。タンヤオを目指すのであればどちらも不要なことに違いはないのでどちらから捨てても関係ありません。

 

・牌譜で未来視練習

牌譜(バトルログ機能です)を見るのであれば、ついでに他の人の配牌も眺めてみましょう。

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これは右の人の配牌。貴犬だったらどうするか考えてみましょう。

2枚ずつある東と中が目を引きますね。これをどちらもポンしてアガればそれだけで役牌が2つ分付く速さと火力のハイブリッド。字牌以外もテンパイ時に残していると強いマンズの56に雑にポン出来るソーズの1、とかなり速くアガれそうなつよつよ配牌です。

さて、となるとこれは何を初手で切るべきでしょうか?候補は一・⑥・西の3つでしょう。

実は初心者トイプーの取るべき行動は決まっています、一を切りましょう。

以下早口。

⑥は残しておくと⑤⑦のどちらかを引ければチーで更に加速したり、優秀なアガリ牌待ちグループに出来ます。⑤⑥であれば④か⑦でアガリ、⑥⑦であれば⑤⑧でアガリです。一を残して運良く二を引けても一二ではアガれる牌が三だけ。単純計算で確率は半分です。西は同じ西を引けなければお荷物ですが引けさえすればポン対応の役牌になるので速さに磨きがかかります。都合よく西を引ける確率は低いですが、一を残した場合は「二を引いてから三を引く」必要が出てきますし、苦労して揃えた一二三に点数は付きません。そして西を揃えて点数が付くのは西に座っている自分だけなので2枚さえ確保できれば東よりもポンがしやすいんだワン!(唐突に思い出した設定)

あ、迷ったら一⑥西のどれでもいいです。

 

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これは親でもある左の人の配牌。

これも早速考えてみましょう。

八九や79に加えて東南発の3種字牌を抱えているのでタンヤオは少し手間取りそうです。字牌が3種あるといっても各1つずつなのでこの時点では役牌も難しそうです。色がバラバラなのでホンイツも論外。繋がりもイマイチだからリーチ前提で攻めるのも微妙…と、四方塞がりになってしまった場合はとりあえず様子見をしましょう。

四人東部屋はその名のとおり四人でプレイしています。ターン内でアガれるのは一人だけなのですから、単純計算で貴犬がアガれない確率は常に75%ほど。微妙な手牌になってしまうのは仕方のないことです。むしろ初手でそれが判断できた事が微妙配牌のアドバンテージです。

この場合のトイプーは(微妙だワン…思考停止でいらんのを捨てるワン…)で南を捨てれば十分です。七を引ければ五六七八九のつよめ連番からリーチで攻めていけたり、東か発のどちらかを引ければ鳴いて役牌を狙えるので普段以上に手牌に注意しながらぽちぽちと打っていきましょう。

 

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正面の人の配牌。

攻撃も防御も対応出来る優秀な初手です。ただ、初心者トイプー同士のバトルでは防御を意識するより†ガンガン速攻†した方が有効なので防御は考えなくても良いです。もし仮に二人がリーチをしたら、例えテンパイしていても西を切って3ターン凌ぎましょう。その間に誰かしら振り込んで終わります。

ちなみに、4枚目の西を引いたとしても「カン」はあまりオススメ出来ません。カンは3枚持っている牌を誰かが捨てた時orポンした牌の4つ目を自分で引いた時に使えるちょっとレアな鳴きです。そのターン限定で全員の火力が上がると覚えておけば十分。貴犬がその恩恵を受けられる確率は25%なのですから順位を追い上げたい時以外は封印しておくのが安全です。画像の場合は最初のターンなので尚更。

話が何度も逸れましたが、最初に切るのは南でほぼ確。この配牌で難しいのはその次の番で捨てる牌なのですが、何を引いたかによるので何も考えずに南を連打しましょう。

 

☆おやつタイム☆

(休憩の時間です。お手元のフードを少しつまみましょう)

 

・やらないほうがいいこと

とっととアガるためには出来る限り効率的なプレイングをしなくてはいけません。引き続き先ほどの牌譜を例にやらないほうがいいことを3つ紹介します。やらないほうが~と言っていますが、基本的にやってはいけません。

紹介するにあたって参考になるのが8ターン目の正面トイプーの惨状です。この直前では⑨を引いて4を捨てています。

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この画像を見て(あちゃーワン…)と思えた貴犬はそろそろ色々な役を覚えても大丈夫な頃合いです。

一番わかりやすいNGポイントが西カン。これを鳴いたせいでもう何をしてもアガれないような状況になってしまっています。自分がアガれなくなる鳴きはやめましょう、具体的には19を含むチーや変な方角牌のポン・カンが要注意行動です。

次に注意したいのがアガれる牌の減る打ち方。正面トイプーの場合に限っては実は完全な間違いではないのですが、一旦西カンのことは忘れてシンプルに考えてください。西を鳴いていなければ1ターン前の手牌はリーチでアガれるテンパイ状態。

文字起こしすると「一二三四五六⑨⑨45西西西」

この状態で⑨を引いたトイプーは4を切って⑨を刻子にしました。

文字起こしすると「一二三四五六⑨⑨⑨5西西西」

リーチをかければアガれる牌をビフォーアフターで比べてみると3or6だったアガリ牌が5のみになってしまっています。ビギナーバトルでは基本的にこのガリ牌の数と種類が多くなるようにプレイしましょう。ただし既に場に出ている牌の数・種類に注意を。

最後に、初心者トイプーに大切なのは他人の河はまともに見ないこと。熟練者は河から様々な情報を読み取ります。トイプーにはまだ無理です。手牌を捌くのに必死な頭に無茶をさせるのはやめましょう。そもそも貴犬の座る卓にはトイプーしかいないのですから、河なんてあってないようなもんです、下手にどっかで学んだ技術を活用しようとすると不可解なアガリに破壊されてしまいますよ。流石にリーチがかかったらチラ見しましょう。

 

ついでに。

ビギナー・トイプー・バトルの牌譜を見る際はプレイングを参考にしないように。もちろんビギナー・バトル・ルームにも経験者や強いトイプーが紛れていることがありますが、初心者トイプーである貴犬自身に”たまたまプレイングが噛み合った初心者”との区別が付きますか?

自分より上手い人のプレイングが見たければ自分の牌譜ではなく観戦機能を使って金の間を見ましょう。基本的な役を抑え、しっかり目標を見据えてプレイする貴犬は、既に銅の間において十分”上手い方”になっている筈です。

 

4.まとめ

いかがでしたか?はやく雀魂をインストールしろ。

麻雀は運要素の強いゲームです。だからこそ、たまに訪れる機会を逃さないために基本的な技術を抑えておきましょう。

最後のほうこそブレているものの、この記事は”本当の初心者”向けです。何局か打ってみてなんとなくゲームが掴めてきたら、Webサイトや本などでまともな人の解説に触れてみてください。もしくは役や点数の知識を仕入れて自分なりの論理を創り出してみましょう。

ちなみに、何をするにも銅の間はさっさと抜けた方がいいです。そこで行われているゲームは麻雀ではなくトイプー・バトルなので。

 

本当はこの後もその他の役や守り寄りのプレイングなんかを紹介するつもりだったのですが、3章の時点で既に初心者はついていけなさそうだし初心者以外にはそもそも需要がないしで発狂してしまったので終わります。例のごとく中級編はありません。

 

あ、僕はトイプーです。