よい子のための絶対銀域

例えるなら銀様の膕

小説

短編小説 『東京』

えっと。 東京に来て一年が経ちますが、夜の喧騒は未だに慣れたものではありません。平日であれば遅くとも十一時には床に就くようにしているのですが、毎晩聞こえる人やそれ以外の音が私の意識を掴んで離さないのです。 それでも普段は日中に蓄えた疲労に負…